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シューベルト: 即興曲集 D899 & D935(Pires, 1996, 1997)

後期古典派-初期ロマン派のオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルトが晩年の1827年頃に作曲したピアノ独奏のための一連の即興曲8曲を収録したアルバム。

4つの即興曲の2セットとして出版され、現在ではD899(作品90)、D935(作品142)として作品番号がそれぞれ割り当てられている。

ピアノ演奏はポルトガル出身のピアニスト、マリア・ジョアン・ピレシュ。

1996年・1997年のデジタル録音。ドイツ・グラモフォン(Deutsche Grammophon)から発売。

いずれの曲も詩情と繊細な叙情、美しい旋律を豊かに含んだ性格的小品で、シューベルトのピアノ曲の中でも最も人気が高い作品群の一つである。

『4つの即興曲』D935(作品142)は、4楽章制のソナタのように4曲セットで演奏されることが多い。

『4つの即興曲』D935(作品142)の第3曲は、シューベルトの劇付随音楽『キプロスの女王ロザムンデ』から転用した主題を含む変奏曲形式の曲。

Schubert – 4 Impromptus, D. 899 / Op. 90 (Maria João Pires)