『ローマの休日(Roman Holiday)』は、ヨーロッパの王女とアメリカ人の記者の一日限りの儚い恋を描いた1953年のアメリカ合衆国の恋愛コメディー映画。逆シンデレラ・ストーリー。118分。
主演はオードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペック。監督・製作はウィリアム・ワイラー。
脚本家・小説家のダルトン・トランボがオリジナルの脚本を書いたが、第二次大戦後の赤狩りでハリウッドのブラックリストに載っていたため、当時はクレジットされなかった。
イタリア、ローマのチネチッタ・スタジオとローマでのロケーションで撮影された。
公務でローマを訪れたヨーロッパ某国のアン王女(オードリー・ヘプバーン)は、過密なスケジュールに不満を募らせて滞在先の大使館から逃げ出し、アメリカの新聞社の特派員、ジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペック)と知り合う。
ヘプバーンの演技とクールな衣装(コットンブラウス、太ベルト、サーキュラースカート)、トレヴィの泉、スペイン広場、真実の口などの観光スポットを含むローマのシーンが見どころ。
ヘプバーンは本作でアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。
2020年にパラマウントから4Kレストア版がブルーレイで発売されている。