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デュリュフレ: レクイエム; グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット(Corboz, 1984, 1985)

概説

『デュリュフレ: レクイエム; グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット』は、20世紀フランスの作曲家・オルガン奏者、モーリス・デュリュフレの2作品、『レクイエム』と『グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット』を収録したアルバムである。

解説

『レクイエム』(フルオーケストラ版)はミシェル・コルボ指揮、テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)、ホセ・ファン・ダム(バリトン)、フィリップ・コルボ(オルガン)、パリ《アウディテ・ノヴァ》声楽アンサンブル、コロンヌ管弦楽団&合唱団による演奏。1984年録音。

『グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット』はジャン・スーリッス指揮、パリ《アウディテ・ノヴァ》声楽アンサンブルによる演奏。1985年録音。

オリジナルのLPは1986年にエラートから発売された。

レクイエム

『レクイエム』作品9は、清澄な美しさと祈りを湛えた宗教声楽曲。フォーレの『レクイエム』を範として、1947年にメゾソプラノ独唱とバリトン独唱と混声合唱のために作曲された。大管弦楽版(1947年)、オルガン版、小管弦楽版(1961年)の3つのバージョンがある。

構成(典礼文)と編成はフォーレの『レクイエム』を踏襲している。フォーレの『レクイエム』と異なるのは、グレゴリオ聖歌の旋律をそのまま使用している点で、その擬古趣味が洗練された近代的な和声と相俟って不思議な清新さを醸し出している。

グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット

『グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット』作品10は、無伴奏混声四部合唱のために1960年に作曲された宗教声楽曲。

Duruflé – Requiem, Op.9 & Motets (Teresa Berganza, J. Van Dam – Century's recording: Michel Corboz)