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シマノフスキ: スターバト・マーテル / 聖母マリアへの連祷 / 交響曲第3番『夜の歌』(Rattle, 1993)

20世紀前半のポーランドにおける最も著名な作曲家、カロル・シマノフスキの作品集。

演奏はバーミンガム市交響楽団・合唱団。指揮はサー・サイモン・ラトル。

本アルバムは1993年に録音され、1994年にEMIクラシックスから発売された。

交響曲第3番『夜の歌』作品27(1914–1916年)は、混声合唱、テノール独唱、大編成オーケストラのための単一楽章の交響曲。テクストは13世紀ペルシアの神秘主義の詩人、ジャラール・ウッディーン・ルーミーの詩(ガザルの296番)のポーランド語訳(ドイツ語訳からの重訳)から採られている。リヒャルト・ワーグナーやアレクサンドル・スクリャービン、クロード・ドビュッシー、アルノルト・シェーンベルクなどの影響下で無調や半音階、印象主義、神秘主義の要素を導入しており、中東の異国趣味と官能性を湛えている。

『スターバト・マーテル』作品53(1925–1926年)は、ソプラノ、アルト、バリトン独唱、混声四部合唱とオーケストラのための6楽章からなる宗教合唱曲。テクストはカトリック教会の聖歌「スターバト・マーテル」のラテン語典礼文のポーランド語訳から採られている。ポーランド南部のタトラ山地の民謡に由来するメロディーとリズムを用いているのが特徴で、神秘的な雰囲気が印象的な曲である。

『スターバト・マーテル』は、ヘンリク・グレツキやアルヴォ・ペルトなどの後の作曲家に多大な影響を与えている。

『聖母マリアへの連祷』作品59(1930–1933年)は、ソプラノ独唱、女声合唱、オーケストラのための宗教合唱曲。イェジー・リーベルトのポーランド語の7連詩(スタンザ)『聖母マリアへの連祷』の2連(第3連と第6連)を基にした2つの歌曲で構成されている。

Stabat Mater, Op. 53: I. Stala Matka bolejaca