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The Soft Boys: Underwater Moonlight (1980)

概説

『アンダーウォーター・ムーンライト(Underwater Moonlight)』は、ロビン・ヒッチコック(songwriting, vocals, guitar)を中心として1976年にケンブリッジで結成されたイギリスのロックバンド、ザ・ソフト・ボーイズ(The Soft Boys)の2作目のスタジオ録音アルバムである。

解説

本アルバムは1979–1980年にバンドメンバーのロビン・ヒッチコック(guitar, vocals)、キンバリー・リュー(guitar, vocals)、マシュー・セリグマン(bass)、モリス・ウィンザー(drums, vocals)によって録音され、1980年にArmageddon Recordsから発売された。

本作はビートルズ(The Beatles)、バーズ(The Byrds)、シド・バレット(Syd Barrett)などの1960年代のサイケデリック・ロックやフォークロックの影響下でメロディックなギターポップをベースにヴァイオリンやシタールを導入した、ネオ・サイケデリアの傑作である。

本アルバムは本国イギリスでの発売当時は商業的に成功しなかったが、その後ネオ・サイケデリアの名作として再評価され、1980年代以降のギターロックバンド、特にR.E.M.などのジャングル・ポップやバングルス(The Bangles)などのロサンゼルスのペイズリー・アンダーグラウンド勢に多大な影響を与えた。

オリジナルのLPは全10曲。

ライコディスクは1992年にボーナス・トラック8曲を含む本アルバムの再発版をリリースした。

マタドール・レコードは2001年に本アルバムの全曲とボーナス・トラック9曲、デモ・リハーサル・アウトテイクを収録した追加ディスクを含むCD2枚組セット『Underwater Moonlight… And How It Got There』をリリースした。Pヴァイン・レコードから発売されたCD2枚組セットの日本版には更に2曲が追加収録されている。

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