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ノーノ: 力と光の波のように; …苦悩に満ちながらも晴朗な波…; コントラプント・ディアレッティコ・アラ・メンテ(Pollini/Taskova/Antonellini/Abbado, 1969/1973/1977)

イタリアの作曲家、ルイジ・ノーノが中期(1960年代中頃から1970年代)に作曲した、テープ録音素材の使用と共産主義に基づく急進的な政治的メッセージが特徴の前衛的な電子音響音楽作品3作品を収録したアルバム。

『力と光の波のように(Como una ola de fuerza y luz)』は、ソプラノ、ピアノ、オーケストラ、磁気テープのための曲。チリの革命家ルシアーノ・クルツに捧げられた詩を基にして、マウリツィオ・ポリーニとクラウディオ・アバドの協力により、1971年から1972年にかけて作曲された。演奏はスラフカ・タスコヴァ(ソプラノ)、マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)、クラウディオ・アバド(指揮)、バイエルン放送交響楽団。1973年録音。

『…苦悩に満ちながらも晴朗な波…(…..sofferte onde serene…)』は1976年に作曲された、ピアノと磁気テープのための曲。マウリツィオとマリッサのポリーニ夫妻に捧げられている。ポリーニによる2つのピアノ演奏(テープ録音と生演奏)のインタープレイで構成されている。1977年録音。

『コントラプント・ディアレッティコ・アラ・メンテ(知的認識への弁証法論理による対位法)(Contrappunto dialettico alla mente)』は1968年に作曲された、2チャンネルの磁気テープのための曲。音のコラージュのような電子音響音楽作品。マルコムX暗殺に関する詩やベトナム反戦パンフレットなどのテクストを基にして、歌い、話し、叫ぶ声を音源として使用している。演奏はリリアーナ・ポリ(ソプラノ)、カディジャ・ボーヴ(ヴォイス)、マリサ・マッツォーニ(ヴォイス)、エレーナ・ヴィチーニ(ヴォイス)、ウンベルト・トローニ(ヴォイス)、ローマRAI室内合唱団、ニーノ・アントネッリーニ(合唱指揮)。1969年録音。

本アルバムは1988年にドイツ・グラモフォンから発売された。

Nono: Como una ola de fuerza y luz – Orchestra and piano entry