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Traffic: Traffic (1968)

概説

『トラフィック(Traffic)』は、1967年にウェスト・ミッドランズのバーミンガムでスティーヴ・ウィンウッド(vocals, guitar, keyboards)、ジム・キャパルディ(drums)、クリス・ウッド(flute, saxophone)、デイヴ・メイスン(vocals, guitar, bass)によって結成されたイギリスのロックバンド、トラフィック(Traffic)の2作目のスタジオ録音アルバムである。

解説

本アルバムは1968年に録音された。プロデュースはジミー・ミラー。イギリスではアイランド・レコードから、アメリカではユナイテッド・アーティスツ・レコードからそれぞれ発売され、全英アルバムチャートで9位、全米ビルボード200で17位を記録した。

デイヴ・メイスンは1作目のアルバムの発売直後にバンドを脱退していたが、本アルバムのレコーディング中に短期間再加入した。

デビューアルバム『Mr. Fantasy』(1967年)はサイケデリック・ロック色が強い音だったが、本作はブルースロック、フォークロック、カントリーロック、ソウル、ジャズ的なインプロヴィゼーション、サイケデリック・ロックなどの要素が混在している。

本作はデイヴ・メイスン作のキャッチーなフォークロック曲とメイスンを除くメンバー3人によるソウル/ジャズ寄りの曲とに分かれているが、どちらの楽曲も素晴らしい。

シングルとして発売されたデイヴ・メイスン作の「Feelin’ Alright?」は、ジョー・コッカーやスリー・ドッグ・ナイトがカヴァーした有名なフォークロック曲である。

収録曲

Side One

  1. You Can All Join In – 3:34
  2. Pearly Queen – 4:20
  3. Don’t Be Sad – 3:24
  4. Who Knows What Tomorrow May Bring – 3:11
  5. Feelin’ Alright? – 4:16

Style Two

  1. Vagabond Virgin – 5:21
  2. Roamin’ Thru’ the Gloamin’ with 40,000 Headmen – 3:15
  3. Cryin’ to Be Heard – 5:14
  4. No Time to Live – 5:10
  5. Means to an End – 2:39
Traffic – You Can All Join In