『マジック・タッチ（Magic Touch）』は、ギターを鍵盤楽器のように使って2つの完全に独立した声部（旋律と伴奏）を同時に演奏する両手タッピング奏法（タッチ・テクニーク）で知られるアメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト、スタンリー・ジョーダン（Stanley Jordan）の1作目のスタジオ録音アルバムである。
本アルバムは1984年に録音され、1985年にブルーノートから発売された。
ジョーダンのタッピング奏法の超絶技巧をフィーチュアした、フュージョン／スムーズジャズ風のポップで聴きやすいギタージャズ・アルバムである。
ビルボードのジャズアルバムチャートで51週に渡って1位を記録したヒット作である。
オリジナル4曲とカヴァー6曲を収録。カヴァー曲はザ・ビートルズの「Eleanor Rigby」、マイルス・デイヴィスの「Freddie Freeloader」、セロニアス・モンクの「Round Midnight」、マイケル・ジャクソンの「The Lady in My Life」（ロッド・テンパートン作詞作曲）、ジミ・ヘンドリックスの「Angel」、サド・ジョーンズの「A Child Is Born」。
ギターソロ曲の他、ベース・ドラム・パーカッション・キーボードの伴奏付きの曲もある。
プロデュースはアル・ディ・メオラ。
