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ビゼー: カルメン(Karajan, 1982, 1983)

劇やオペラの付随音楽で知られる19世紀フランスの作曲家、ジョルジュ・ビゼー作曲の全4幕のオペラ『カルメン』の全曲版。

台本はプロスペル・メリメの同名の小説(1845年)が原作。初演は1875年。

スペイン風のエキゾティックな雰囲気と親しみやすい旋律が特徴のフランス歌劇の傑作。

1820年頃のスペインのセビリアが舞台。奔放なジプシー女、カルメンが主人公の物語。

第1幕への前奏曲(管弦楽曲)、スペインの作曲家セバスティアン・イラディエル作曲のハバネラ(キューバの舞曲)「El Arreglito」を使用したカルメンのアリア「ハバネラ:恋は野の鳥」(第1幕)、カスティーリャ(スペイン)の速い3拍子の民族舞曲を使用したカルメンのアリア「セギディーリャ」(第1幕)、闘牛士エスカミーリョのアリア「闘牛士の歌」(第2幕)、龍騎兵の伍長ドン・ホセのアリア「花の歌」、ドン・ホセの許婚のミカエラのアリア(第3幕)は広く知られている。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏。カラヤンによる「カルメン」の2回目の録音。台詞を含むオリジナルのオペラ・コミック版。1982年と1983年に録音され、ドイツ・グラモフォン(Deutsche Grammophon)から発売された。

演唱はアグネス・バルツァ(カルメン/メッゾ・ソプラノ)、ホセ・カレーラス(ドン・ホセ/テノール)、ジョゼ・ヴァン・ダム(エスカミーリョ/バス)、カーティア・リッチャレッリ(ミカエラ/ソプラノ)、パリ・オペラ座合唱団他。

収録時間は約2時間50分(CD3枚組)。

Georges Bizet "Carmen" Baltsa, Carreras, Van Dam, Ricciarelli; Karajan CD I