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Jean-Michel Jarre: Oxygène (1976)

概説

『オクシジェーヌ(Oxygène)』(日本盤タイトル:『幻想惑星』)は、エレクトロニック/ニューエイジ/アンビエント・ミュージックの分野における開拓者の一人として知られるフランスの作曲家・ミュージシャン・音楽プロデューサーのジャン・ミッシェル・ジャール(Jean-Michel Jarre)による3作目のスタジオ録音アルバムである。

解説

本アルバムは1976年に録音され、同年にフランスでディスク・ドレフュス・レーベルから、1977年に世界各国でポリドール・レコードから発売された。

EMS社のVCS3他のアナログシンセ、電子オルガン、メロトロン、ドラムマシンのKorg Mini Popsなどを使用して制作された、スペイシーで霊妙な電子音楽である。

「Oxygène Part I」~「Part VI」というタイトルの6曲の組曲で構成されている。「Part IV」はシングルとしても発売された。

本作は、シンセポップ、テクノ、アンビエント、エレクトロニカ、ジ・オーブ(The Orb)等のアンビエント・ハウスを含む1970年代後半以降の電子音楽に多大な影響を与えた、シンセサイザー音楽の古典的作品である。

本作はフランスのアルバムチャートで1位、全英アルバムチャートで2位、全米ビルボード200で78位を記録した。

フランスのビジュアルアーティスト、ミッシェル・グランジェの水彩画『オクシジェーヌ(Oxygène)』(1972年)がアルバムのジャケットに使用されている。

Jean-Michel Jarre – Oxygene, Pt. 4