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Tubeway Army: Replicas (1979)

概説

『レプリカズ(Replicas)』は、ゲイリー・ニューマン(keyboards, guitars, vocals, producer, mixing)を中心として1977年にロンドンで結成されたイギリスのニュー・ウェイヴ・バンド、チューブウェイ・アーミー(Tubeway Army)の2作目のスタジオ録音アルバムである。

解説

1978–1979年に録音、1979年にベガーズ・バンケット・レコードから発売され、全英アルバムチャートで1位を記録した。

本作は、ゲイリー・ニューマン(Gary Numan)名義でリリースされた『ザ・プレジャー・プリンシプル(The Pleasure Principle)』(1979年)の約半年前にリリースされた作品である。

基本的には、ジョン・フォックス(John Foxx)在籍時のウルトラヴォックス(Ultravox)やクラフトワーク(Kraftwerk)の影響下でアナログシンセのミニモーグを駆使して制作されたシンセポップだが、デイヴィッド・ボウイ(David Bowie)やT・レックス(T. Rex)などのグラムロックの影響を受けたギターロックの要素も含んでいる。

本作のコンセプトと歌詞はフィリップ・K・ディックの近未来ディストピアSF小説、特に『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(1968年)から着想を得ている。

シングル曲、「Down in the Park」、「Are ‘Friends’ Electric?」(全英シングルチャート1位)収録。

1999年と2008年の再発盤は、シングルB面曲やアウトテイクなどを含むボーナス・トラックを追加収録。

Tubeway Army / Gary Numan – Are 'Friends' Electric? 1979