『レット・フリーダム・リング(Let Freedom Ring)』は、アメリカ合衆国のジャズ・アルトサックス奏者、ジャッキー・マクリーンのアルバム。1962年に録音され、1963年にブルーノート・レーベルから発売された。
『ワン・ステップ・ビヨンド(One Step Beyond)』(1963年)と並んでマクリーンの最高傑作の一つと目される作品。
ハード・バップをベースに、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)やオーネット・コールマン(Ornette Coleman)の影響下でモード・ジャズやフリー・ジャズの要素を導入した、当時としてはモダンな作品。
ジャッキー・マクリーン(alto saxophone)、ウォルター・デイヴィス・ジュニア(piano)、ハービー・ルイス(bass)、ビリー・ヒギンズ(drums)のワンホーン・クァルテットによる演奏。
基本的には正統的なハード・バップだが、高音のフリークトーン(フラジオ)を多用したりなど、ややアヴァンギャルド寄り。
「I’ll Keep Loving You」はバド・パウエル(Bud Powell)作曲の美しいバラード。その他の3曲はマクリーンのオリジナル。