『インヴィテイション(Invitation)』は、ハーモニクス奏法の多用や速弾きの超絶技巧などのフレットレス・エレクトリック・ベースの革新的な演奏で知られるアメリカ合衆国のジャズベーシスト・作編曲家、ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)の「ワード・オブ・マウス・ビッグ・バンド」(Word of Mouth Big Band)による1983年発売のアルバム。
オリジナル音源は1982年9月に日本で開催された「オーレックス・ジャズ・フェスティバル」でのライヴ録音。収録会場は日本武道館(東京)、フェスティバルホール(大阪)、横浜スタジアム。
このライヴ録音は日本国内では2枚のライヴアルバム、『Twins I』と『Twins II』として1982年にワーナー・パイオニア株式会社から発売された。
1983年に、『Twins I』と『Twins II』からの抜粋を収録した世界向けのコンピレーション・アルバム『Invitation』がワーナー・ブラザース・レコーズから発売された。
ギル・エヴァンス・オーケストラ(Gil Evans Orchestra)的なアレンジのビッグバンド・ジャズ/フュージョン。
「Soul Intro/The Chicken」はファンキーな演奏。
デューク・エリントン(Duke Ellington)の「Sophisticated Lady」はトゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)のソウルフルなハーモニカをフィーチュア。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane)の「Giant Steps」ではオセロ・モリノー(Othello Molineaux)がサックスのパートをスティールドラムで演奏。
バスター・ブラウン(Buster Brown)のR&B曲「Fannie Mae」ではジャコのヴォーカルが聴ける。