『Unity』は、トニー・ウィリアムス・ライフタイムの『Emergency!』(1969年)やマイルス・デイヴィスの『Bitches Brew』(1969年)への参加で知られるアメリカ合衆国のジャズ・オルガン奏者/ピアニスト、ラリー・ヤング(Larry Young)のリーダー作としては最も有名なアルバム。
1965年に録音され、1966年にブルーノート・レコーズから発売された。
ウディ・ショウ(trumpet)、ジョー・ヘンダーソン(tenor saxophone)、エルヴィン・ジョーンズ(drums)、ラリー・ヤング(organ)による2管ベースレスのクァルテットによる演奏。ベースパートはオルガンのベースペダルで演奏。
ジョン・コルトレーンの影響下、ジミー・スミスのアーシーなソウルジャズとは異なるハモンドオルガン(B-3)のモダンな奏法を開拓したモーダル・ジャズの名作。
「Zoltan」はゾルターン・コダーイの組曲「ハーリ・ヤーノシュ」のマーチの引用で始まる。
「Monk’s Dream」はセロニアス・モンクの曲。
「Softly, as in a Morning Sunrise」(朝日のごとくさわやかに)はシグマンド・ロンバーグ作曲のスタンダード曲。