概説
『ベリオ: ノウンズ; アレルヤII; 2台のピアノのための協奏曲』は、イタリアの現代音楽の作曲家、ルチアーノ・ベリオが自作の管弦楽曲を指揮した自作自演集である。
本アルバムは1976年にRCAから発売された。
ノウンズ(1954年)
「ノウンズ」(1954年)はW・H・オーデンの詩を題材にしたトータル・セリエリズムによる抒情的な小品である。ベリオ指揮、ロンドン交響楽団演奏。
アレルヤII(1958年)
「アレルヤII」(1958年)はトータル・セリエリズムによる複雑で混沌とした曲で、分離して配置され2人の指揮者によって指揮される5つの楽器群が観客を取り囲む。指揮はベリオとピエール・ブーレーズ、BBC交響楽団演奏。
2台のピアノのための協奏曲(1973年)
「2台のピアノのための協奏曲」(1973年)は12音技法、トータル・セリエリズム、偶然性の音楽、クラスターなどの技法を含む曲である。ベリオ指揮、ロンドン交響楽団演奏。ピアノ演奏はアントニオ・バリスタとブルーノ・カニーノ。