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BLAME!(2017年)

概説

『BLAME!』は、弐瓶勉の同名のSFアクション漫画(1997-2003年「月刊アフタヌーン」連載)が原作の2017年の日本のアニメ映画である。

監督は瀬下寛之。アニメーション制作はポリゴン・ピクチュアズ。Netflixのオリジナル映画として全世界に配信された。105分。

プロットの概要

テクノロジーが暴走した暗黒の未来。サイバースペースへのアクセス権限を失った人類は、「セーフガード」と呼ばれる防御システムの襲撃から逃れつつ、増殖し続ける巨大な都市で原始的な生活を送っていた。

「電基漁師」の村の少女づるは、「ネット端末遺伝子」を探している青年、霧亥(キリイ)と、シボという名の科学者に出会う。都市を制御可能にするため、彼らはある共同作戦を企てる。

解説

原作漫画はサイバーパンクやガンアクションの要素を含む作品で、無限に増殖する巨大階層都市を風景として描き、広大な建築空間の崇高さを表現した特異な作品である。

この劇場版は弐瓶勉の総監修のもと、弐瓶勉原作のTVアニメシリーズ『シドニアの騎士』(2014年、2015年)のスタッフが制作した3DCGアニメ映画である。

原作漫画の崇高で謎めいた雰囲気は失われているが、原作の設定とストーリーを単純化することにより、原作未読の人を含む一般観衆向けのヒロイックで娯楽的なSFアクション映画に仕上がっている。

トゥーンレンダリングによる2D作画風のキャラクターを含む美しい3DCG映像と、ダイナミックなメカバトル・アクションのシーンが本作の見どころである。

Blame! | Official Trailer [HD] | Netflix