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Chick Corea and Return to Forever: Light as a Feather (1973)

概説

『ライト・アズ・ア・フェザー(Light as a Feather)』は、アメリカ合衆国のピアニスト・キーボーディスト・作曲家のチック・コリア(Chick Corea)が率いるジャズ・フュージョン・バンド、リターン・トゥ・フォーエヴァー(Return to Forever)のスタジオ録音アルバムである。

解説

本作は1972年に録音され、1973年にポリドール・レコードから発売された。

メンバーはチック・コリア(electric piano)、ジョー・ファレル(flute, soprano saxophone, tenor saxophon)、スタンリー・クラーク(bass)、アイアート・モレイラ(drums, percussion)、フローラ・プリム(vocals, percussion)。

チック・コリアによるキャッチーでメロディックな楽曲とエレクトリックピアノ(フェンダー・ローズ)の演奏、フローラ・プリムの涼やかなヴォーカル、サンバのリズムとブラジリアン・パーカッション、バンドによる激しいインプロヴィゼーションを含むフュージョン/ラテン・ジャズのアルバムである。

チック・コリアの1972年のアルバム『リターン・トゥ・フォーエヴァー(Return to Forever)』はジャズ・フュージョンの傑作として有名だが、『ライト・アズ・ア・フェザー』は『リターン・トゥ・フォーエヴァー』と比べても遜色のない、もう一つの傑作である。

「キャプテン・マーヴェル(Captain Marvel)」は速いサンバのリズムを含むラテン・ジャズ曲である。スタン・ゲッツはアルバム『キャプテン・マーヴェル(Captain Marvel)』(1972年録音)で、チック・コリアを含むリターン・トゥ・フォーエヴァーのメンバーとこの曲を演奏している。

「スペイン(Spain)」は、スペインの作曲家、ホアキン・ロドリーゴ作曲のギター協奏曲『アランフエス協奏曲(Concierto de Aranjuez)』(1939年)から着想を得てチック・コリアが作曲した曲である。コリアはこの曲の導入部で『アランフエス協奏曲』の第2楽章を用いている。

「スペイン」は多くのミュージシャンによってカヴァーされ、有名なジャズ・スタンダード曲となった。

Light As A Feather