『スーパーフライ(Super Fly)』は、1950年代末-1960年代にヴォーカル・グループのジ・インプレッションズ(The Impressions)のメンバーとして、1970年代以降はソロ・アーティストとして活動し、ソウル・R&Bを中心に音楽シーンに多大な影響を与えたアメリカ合衆国のシンガー・ソングライター、カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)の3作目のスタジオ録音アルバム。
1971年-1972年に録音。ブラックスプロイテーション映画『スーパーフライ』(1972年)のサウンドトラックとして1972年にカートム・レコーズから発売され、全米ビルボード1位を記録した。
マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の『What’s Going On』(1971年)と並ぶ1970年代ソウル、ファンクの傑作の1つ。貧困や薬物乱用などの社会問題を扱ったコンセプト・アルバムとしても聴ける。
カーティス・メイフィールドのファルセット・ヴォーカル、ファンキーなグルーヴ、洗練されたアレンジのストリングスとホーン、ワウワウ・ギターを含む、ゴージャスで流麗な音。
インストゥルメンタル曲2曲を含む9曲からなる。シングル曲、「Freddie’s Dead」(全米4位)、「Superfly」(全米8位)収録。
全曲の作詞作曲・プロデュースはカーティス・メイフィールド。