概説
『フォレスト・フラワー（Forest Flower: Charles Lloyd at Monterey）』は、1938年テネシー州メンフィス生まれのアメリカ合衆国のジャズ・サックス／フルート奏者、チャールズ・ロイド（Charles Lloyd）による、1966年9月18日のモンタレー・ジャズ・フェスティヴァルでの演奏を収録したライヴアルバムである。
解説
本アルバムは1967年にアトランティック・レコーズから発売された。
チャールズ・ロイド（tenor saxophone, flute）、キース・ジャレット（piano）、セシル・マクビー（bass）、ジャック・ディジョネット（drums）のクァルテットによる演奏。
ジョン・コルトレーンの影響下でフリー・ジャズの要素を導入したアヴァンギャルド・ジャズだが、メロディックな楽曲と軽快なボサノヴァのリズムを含む聴きやすい音楽となっている。
このアルバムはジャズファンだけではなく当時の若いロックファンにも支持され、100万枚以上の売り上げを記録するポピュラーなクロスオーヴァー・ヒットとなった。
若き日のキース・ジャレットの湧き出るようなイマジネイティヴな演奏が印象的である。
最初のタイトル曲2曲は組曲形式によるチャールズ・ロイドのオリジナル曲。3曲目と4曲目はスタジオ録音。セシル・マクビー作曲の4曲目「Song of Her」はジョン・コルトレーンの「Naima」に似た美しい曲。
