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Diggin’ in the Carts: A Collection of Pioneering Japanese Video Game Music (2017/1985–1995)

概説

『ディギン・イン・ザ・カーツ(Diggin’ in the Carts: A Collection of Pioneering Japanese Video Game Music)』は、1980年代後半から1990年代中頃の日本のヴィデオゲーム・ミュージックの革新的かつ稀少な楽曲を集めたコンピレーション・アルバムである。

解説

日本のゲーム音楽の歴史とその後の音楽シーンへの影響について研究する、レッドブル・ミュージック・アカデミーによるドキュメンタリー映像シリーズ『Diggin’ in the Carts』が発端となって発掘が始まり、シリーズを監修したニュージーランド出身のニック・デュワイヤーとイギリスのエレクトロニック・ミュージック・レーベル、ハイパーダブ(Hyperdub)の設立者のKode9(スティーヴ・グッドマン)が34曲を選曲してアルバムとして編集し、2017年にハイパーダブから発売した。

データ容量とチャンネル数の制限下でデジタル合成によって生み出された、チープだが耳にこびりついて離れない黎明期のチップチューン(8ビット/16ビット・ミュージック)を収録している。

収録曲は、家庭用ゲーム機(ファミコン、スーパーファミコン、PCエンジン、メガドライブ他)、PC(PC-8801、MSX他)、アーケード用のゲームから選出されている。

純粋に音楽的な観点からコンパイルされているため、エレクトロニック・ミュージックの愛好者にとっては貴重で聴きごたえのあるアルバムとなっている。

『グラディウス』(コナミのシューティング。1985年)、『ソロモンの鍵』(テクモのアクションパズル。1986年)、『アクトレイザー』(エニックスの横スクロールアクション。スーパーファミコン。1990年)などのゲームの楽曲を含んでいる。

収録アーティストは、コナミ矩形波倶楽部、齋藤博人、ゴブリン・サウンド他。

細井聡司作曲の「Mister Diviner」(『The 麻雀・闘牌伝』より。スーパーファミコン。1993年)は、スティーヴ・ライヒに似たミニマル・ミュージック風の曲。

アルバムのアートワークのデザインをアニメ監督の森本晃司が手がけている。

The Mahjong Touhaiden – Mister Diviner