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Richard and Linda Thompson: I Want to See the Bright Lights Tonight (1974)

概説

『アイ・ウォント・トゥ・シー・ザ・ブライト・ライツ・トゥナイト(I Want to See the Bright Lights Tonight)』は、歌手/ソングライター/ギタリストでイギリスのフォークロック・バンドのフェアポート・コンヴェンション(Fairport Convention)のメンバーだったリチャード・トンプソン(Richard Thompson)が、当時リチャードの妻だった歌手のリンダ・トンプソン(Linda Thompson)と組んだイギリスのフォークロック・デュオの1作目のアルバムである。

解説

本アルバムは1973年に録音され、1974年にアイランド・レコーズから発売された。

リチャード・トンプソンによる陰鬱さを湛えた楽曲とエレクトリック/アコースティック・ギターの演奏、二人のヴォーカルにアコーディオン、マンドリン、ダルシマー、クルムホルン(ルネサンス期に使われた木管楽器)を含む多彩な楽器を加えたフォークロック・アルバムである。

イギリスの伝承音楽だけではなく、米国のカントリーロックの影響も伺える。

本作は発売当初は商業的に成功せず、批評家筋からも黙殺されたが、その後評価が高まり、イギリスのフォークロック、シンガーソングライター音楽の最高傑作の1つとして認知されるようになった。

2004年のデジタル・リマスター盤CDは未発表のライヴ・トラック3曲を追加収録。

Richard & Linda Thompson – When I Get To The Border