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モートン・フェルドマン: デュレイションズ I-V; コプトの光(Ensemble Avantgarde/Morgan, 1992, 1994)

『デュレイションズ I-V; コプトの光(Durations I-V; Coptic Light)』は、不確定性の音楽や図形譜の開拓者として知られる20世紀のアメリカ合衆国の作曲家、モートン・フェルドマン(1926–1987年)の2作品、『デュレイションズ』I-Vと『コプトの光』を収録したアルバム。

『デュレイションズ』I-Vはアンサンブル・アヴァンギャルドによって1994年に、『コプトの光』はミハイル・モルガン(指揮)とベルリン・ドイツ交響楽団によって1992年に、それぞれ録音された。

本アルバムは1997年にドイツのレコードレーベル、cpo(Classic Produktion Osnabrück)から発売された。

室内楽曲の連作『デュレイションズ(持続)』I-V(1960–1961年)は、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ヴィブラフォンなどの各楽器の微弱な持続音の交錯が奇妙に間延びした時間感覚をもたらす静謐な楽曲群である。以下の5曲で構成されている。

  • デュレイションズ I、アルトフルート、ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための(1960年)
  • デュレイションズ II、チェロとピアノのための(1960年)
  • デュレイションズ III、ヴァイオリン、チューバ、ピアノのための(1961年)
  • デュレイションズ IV、ヴィブラフォン、ヴァイオリン、チェロのための(1961年)
  • デュレイションズ V、ホルン、ヴィブラフォン、ハープ、ピアノまたはチェレスタ、ヴァイオリン、チェロのための(1961年)

最晩年に作曲された管弦楽曲『コプトの光』(1986年)は、中近東の織物から着想を得た曲で、寄せては返す波のように、さまざまな楽器群による音のパターンが反復しながら微妙に変化してゆく、ミニマリズム的な美しい曲。

ジョン・ケージの静謐な作品やスティーヴ・ライヒなどのミニマル・ミュージック、実験的な現代音楽を好む方におすすめのアルバム。

Durations IV