はちどり（2018年）

『はちどり（벌새）』は、聖水（ソンス）大橋崩落事故が起こった年の1994年のソウルを舞台に、家父長制下での女性の抑圧、家庭内暴力、学歴偏重主義などの韓国の社会問題を背景として、思春期の少女の揺れ動く心を描いた2018年の韓国のドラマ映画である。

脚本・監督はキム・ボラ。138分。

14歳の中学生のウニ（パク・ジフ）は、餅屋を営む両親、姉、兄とソウルの集合住宅で暮らしている。

学校に馴染めないウニは、別の学校に通う親友のジスクと遊んだり、男子生徒や後輩の女子とデートしたりして日々を過ごしていたが、家庭内の不和や友人関係の変化によって孤独感を募らせてゆく。

ある日、ウニが通っている漢文塾に新任の女性教師のヨンジがやってくる。ウニは自分の話に耳を傾けてくれるヨンジに対して徐々に心を開いてゆく。

本作は第69回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門インターナショナル審査員賞グランプリ他、50を超える賞を受賞した。

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