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SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)(2018年)

概説

『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』は、『ウルトラシリーズ』で知られる円谷プロダクション制作の特撮TV番組『電光超人グリッドマン』(1993–1994年)が原作の2018年の日本のTVアニメシリーズである。

監督は雨宮哲。アニメーション制作はTRIGGER。12話。

あらすじ

東京都ネリマ市の街、ツツジ台に住む高校1年生の響裕太(ひびきゆうた)は、クラスメイトの宝多六花(たからだりっか)の母が営むジャンクショップの前で倒れ,目覚めると記憶喪失になっていた。

裕太は、ジャンクショップの古いパソコンの画面に「ハイパーエージェントグリッドマン」を名乗る謎のエネルギー体が映っているのに気付く。グリッドマンは裕太に、迫りくる危機から街を守るという使命を果たすようにと呼びかける。

怪獣が街に出現し、裕太はグリッドマンと合体して巨大ヒーローとなり、怪獣を撃破する。

裕太、六花、クラスメイトの内海将(うつみしょう)は「グリッドマン同盟」を結成し、怪獣の脅威に立ち向かうが、その後、怪獣を生み出しているのはクラスメイトの新条アカネ(しんじょうあかね)であることが判明する。

解説

原作の『電光超人グリッドマン』は、インターネットが普及する前の時代にパソコン通信やコンピュータウイルスなどの当時は新しかった題材を採り入れた先駆的な作品である。

アメリカ合衆国で1994–1995年に放映されたTVシリーズ『スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド』(Superhuman Samurai Syber Squad)は『電光超人グリッドマン』のローカライズ版である。

本アニメシリーズは原作の基本フォーマットを踏襲しているが、設定やキャラクターは原作から一新されている。

本作はグラフィニカが担当した特撮風の3DCGの戦闘シーンが見どころだが、ロボットアニメや美少女キャラ、学園ドラマ、シミュレーテッド・リアリティをテーマにしたSFの要素を含んでおり、特撮に馴染みがない人も楽しめる作品となっている。

戦闘シーンの手描きアニメの部分は、1990年代にサンライズが制作した勇者シリーズのような、大胆なパースなどのケレン味のある技法が特徴である。

10.6(土)~スタート!新番組『SSSS.GRIDMAN』放送直前PV!