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地獄のモーテル(1980年)

概説

『地獄のモーテル(Motel Hell)』は、アルフレッド・ヒッチコックの『サイコ』(1960年)、ウェス・クレイヴンの『鮮血の美学』(1972年)、トビー・フーパーの『悪魔のいけにえ』(1974年)などのホラー映画のパロディーを含む1980年のアメリカ合衆国のホラー・コメディー映画である。

監督はケヴィン・コナー。102分。

あらすじ

農場主のヴィンセント・スミス(ロリー・カルホーン)は妹のアイダ(ナンシー・パーソンズ)とともに「Motel Hello」という名のモーテルが併設された農場を経営していた。

ヴィンセントはアイダとともに自家製の燻製肉の製造・販売も行っていた。彼らの作る燻製肉はおいしいと評判だったが、実はそれは人肉を使って作られたものだった。

ヴィンセントは近隣の道路に罠をしかけて犠牲者たちを捕らえ、彼らを「秘密の菜園」に首だけ出して埋め、叫ばないように声帯を切り、「収穫期」を迎えるとミンチにして燻製肉を作っていた。

ある日、ヴィンセントはカップルが乗っているバイクの前輪を銃で撃ち抜き、ボーという名の男とテリーという名の女(ニナ・アクセルロッド)を捕らえる。

ヴィンセントはボーを「秘密の菜園」に埋め、テリーをモーテルに連れてゆく。ヴィンセントはテリーに、彼氏は事故で亡くなり埋葬された、と告げる。

ヴィンセントは事故で重傷を負ったテリーをモーテルに住まわせ、アイダとともにテリーを看病する。

ヴィンセントとテリーは徐々にお互いに惹かれ合ってゆき、結婚を考えはじめる。

解説

本作は低予算のB級映画だが、カルト・クラシックとして知られており、ホラー映画の愛好者にとってはユーモラスなブラック・コメディー映画として楽しめる作品である。

結末部にチェーンソー・バトルのシーンがある。

ラジオDJのウルフマン・ジャックが牧師役で出演している。

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