概説
『サウンド・オブ・シルバー(Sound of Silver)』はアメリカ合衆国のロックバンド、LCDサウンドシステム(LCD Soundsystem)の2作目のスタジオ録音アルバムである。

制作の背景
LCDサウンドシステムはDFAレコードの設立者の一人であるジェームズ・マーフィーによって2002年に結成。同年にリリースされたデビューシングル「Losing My Edge」は全英シングルチャートで115位を記録した。
2005年にデビューアルバム『LCDサウンドシステム(LCD Soundsystem)』とシングル「Daft Punk Is Playing at My House」をリリースし、後者は全英チャートで29位を記録した。
解説
アルバム『サウンド・オブ・シルバー』は2006年にマサチューセッツ州ノース・ブルックフィールドのロング・ヴュー・ファームとニューヨークのDFAスタジオで録音された。
本作は2007年に米国ではDFAとキャピトル・レコードから、国際的にはEMIからリリースされ、全米ビルボード200で46位、全英アルバムチャートで28位を記録した。
デビューアルバムはクラブ・ミュージックをベースにしてダンス・パンクとインディー・ロックを融合させたエネルギッシュなサウンドが特徴だったが、本アルバムはミニマル・テクノやシンセポップの影響を強く受けた、より洗練された様式のメロディックでエモーショナルなサウンドが特徴である。
「Get Innocuous!」はミニマルな反復ビートをベースにした曲。
「Time to Get Away」はディスコ風のリズムによるファンキーな曲。2008年にシングルとしてリリースされた。
「North American Scum」はパンク風のエレクトロ・ロック曲。2007年にシングルとしてリリースされ、全英シングルチャートで40位を記録した。
「Someone Great」は生ドラムを排したシンセベースの美しい曲。2007年にシングルとしてリリースされた。
「All My Friends」はピアノリフの反復をベースにした曲。2007年にシングルとしてリリースされた。
「Us v Them」はラテン・パーカッションを含むダンサブルな曲。
「Watch the Tapes」は典型的なダンス・パンク曲。
「Sound of Silver」はアンビエント風のミニマル・テクノ曲。
「New York, I Love You but You’re Bringing Me Down」はピアノ主体のバラード。
収録曲
- “Get Innocuous!” – 7:11
- “Time to Get Away” – 4:11
- “North American Scum” – 5:25
- “Someone Great” – 6:25
- “All My Friends” – 7:37
- “Us v Them” – 8:29
- Watch the Tapes” – 3:55
- “Sound of Silver” – 7:07
- “New York, I Love You but You’re Bringing Me Down” – 5:35
参加ミュージシャン
- James Murphy – vocals, instruments, production
- Pat Mahoney – drums
- Tyler Pope – bass
- Nancy Whang – keyboards, vocals
- Eric Broucek – engineering
- Bob Weston – mastering
- Tim Goldsworthy – additional production
