『1978–1990』は、1977年にクイーンズランド州ブリスベンでロバート・フォスター（vocals, guitar）とグラント・マクレナン（vocals, guitar）を中心に結成されたオーストラリアのインディー・ロックバンド、ザ・ゴー・ビトウィーンズ（The Go-Betweens）の1978年から1989年の解散までのあいだに録音された楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。1990年にイギリスのベガーズ・バンケット・レコードから発売。
ボブ・ディラン（Bob Dylan）やザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド (The Velvet Underground) などに影響を受けたインディー・ロック／ジャングル・ポップ。二人の卓越したソングライターであるフォスターとマクレナンによる佳曲を多数収録。
初期の楽曲はポストパンク寄り。1980年代後半の楽曲はよりソフトでメロディックになっている。
オレンジ・ジュース（Orange Juice）やジョセフ・K（Josef K）、アズテック・カメラ（Aztec Camera）などのスコットランドのインディー・ロックバンドを好む方におすすめ。
ディスク1は主にシングル曲を収録。ディスク2は主にシングルB面曲、放送用の録音、未発表曲を収録。
シングル曲、「People Say」、「I Need Two Heads」、「Hammer the Hammer」、「Cattle and Cane」、「Man O’Sand to Girl O’Sea」、「Bachelor Kisses」、「Spring Rain」、「Right Here」、「Bye Bye Pride」、「Streets Of Your Town」（全英チャート80位）収録。
重要な曲のすべてを収録しているわけではないので網羅的なベスト盤ではないが、他のアルバムに収録されていない曲を含んでいるので、一般リスナーとコレクターの両方におすすめ。
イギリスのLP2枚組と日本のCD2枚組は28曲収録。その他のバージョンは22曲収録。28曲収録の方がおすすめ。
